特定の大学病院などで研究・開発された難病などの新しい治療や手術などが、実績を積んで確立されると、厚生労働省に「先進医療」として認められます。先進医療とは、高度な医療技術を用いた治療法や技術、その他療養のうち、公的医療保険の対象になっていないもので、有効性や安全性について一定基準を満たしたものです。
厚生労働大臣より認められた治療や手術で、医療技術ごとに適応症(対象となる疾患・症状等)および実施する医療機関が限定されており、随時見直されています。公的医療保険の対象にするかの
評価の対象となっており、結果として公的医療保険の対象となったり、対象から外れたりするなど先進医療の内容は時とともに変化します。
令和3年8月1日現在で84種類 となっています。
(詳しくは、厚生労働省のHPまでhttps://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan03.html)
弊社団法人では、先進医療の中でも、昨今メジャーとなりつつある、幹細胞を用いる「再生医療」に関しての情報提供をメインで行っております。
2012年に山中伸弥教授がノーベル医学・生理学賞を受賞、2016年には世界で初めてiPS細胞を用いた移植手術が行われて以来、再生医療がより身近なものとなり、日常生活でも耳にする言葉となりました。
一方で再生医療は日々進歩している部分が多く、最新の情報収集や情報の真偽を確かめることが非常に難しいのが現状です。そこで、私達は医療従事者ではない視点で、公平かつ、正確な情報を収集し、安心・安全・効果のある治療を実施している医療機関を発掘し、わかりやすい言葉や図解を用いてアスリートやスポーツ愛好家の皆様に情報提供をしております。